令和6年12月7日(土)に当院リハビリテーション室を会場として釧路学童軟式野球連盟主催の野球肘検診が行われました。
野球肘には大きく分けて内側に痛みが出現する上腕骨内側上顆障害(内側障害)と外側に症状が出る離断性骨軟骨炎(OCD)の2つがあります。
内側障害は投球などにより肘の内側へ負担が増加することで出現する障害で、病気の初期から投球時痛が現れます。重症化防止や予防のために理学所見(肘の曲げ伸ばしや痛みの確認)やフィジカルチェックの確認が重要になります。
OCDは野球選手に多くみつかり、10~13歳の約2%に出現する病気です。症状が出た時には手術が必要なほど進行していることも多く、早期発見が難しい病気です。そのため早期発見が重要で、超音波を使った診断が有用とされています。